ノロウイルスは感染力が強く、排除が難しいウイルスです。処理方法を間違えると、周囲にウイルスを拡散させることになります。処理を行う場合には、二次感染を防ぐための適切な処理が必要です。
ノロウイルスを完全に失活化する方法として、加熱処理と次亜塩素酸水の使用が有効で、感染者が接触した箇所の全てを除菌する必要があります。
細菌やウイルスを除菌する次亜塩素酸水とは、殺菌科の一種で塩化ナトリウム「塩」の水溶液を電気分解して作られた、除菌力と消臭力に優れた水溶液で、除菌後には水に戻るため、肌についても安全な除菌剤です。インフルエンザやノロウイルスの殺菌にも使われており、人やペット・環境にも優しく、安心で効果的な除菌ができます。
次亜塩素酸水は、厚生労働省のウイルス対策マニュアルでも、保育所や介護施設のウイルス対策として紹介されています。
次亜塩素酸水は、有機物と接触して反応すると効果を失います。殺菌する箇所に振りかけても効果はなく、使用する前に適切に洗浄をする必要があります。
インフルエンザウイルスには高湿度。感染率の高いノロウイルスはスチームによる熱消毒が有効で85℃で1分間の加熱が、効果的な消毒方法です。次亜塩素酸水の使用前に、室内の壁クロス・床・カーテン・ソファー・ベッド・その他の除菌箇所を、約100℃のスチームで加熱消毒します。
電化製品以外で水分が付着しても問題の無い箇所に、次亜塩素酸水をスプレ−します。数分間で効果が発生し除菌後に、付着した水分を拭き取ります。
室内の隅々まで除菌する為に、超音波噴霧器で霧状にした次亜塩素酸水を30分〜1時間噴霧します。これで、天井を含め室内空間全体を除菌します。この時、洗濯した衣類をハンガーに吊しておくと同時に除菌することができます。
壁クロス・カ−テン・ドアのスチ−ム除菌と、次亜塩素酸水の噴霧による、室内除菌の施工料金になります。